※祝日のある週は水曜午後も診察
〒812-0858 福岡市博多区月隈2丁目3-11「博多月隈郵便局」傍の歯科医院です。
歯を失った場合に一番簡便に補うことが出来る治療法が入れ歯です。
ブリッジのように歯を大きく削る必要がなく、少数歯の部分的な欠損にも全体的な欠損にも幅広く対応が可能です。
調整や修理が比較的簡単に行えることから咬み合わせを変えていく場合や、新たに欠損が生じた場合などにも対応しやすいという、メリットもあります。
一方で装着感にはデメリットがあります。「床(しょう)」という歯茎に乗る部分が存在するため、装着時の違和感は生じることが多いようです。また、金具の見え方や舌触りを気にする方も多いように思われます。
当院ではこれらの問題を解決した義歯も取り扱っておりますので、是非一度ご相談ください。
少数歯欠損におすすめ(保険適応外 10万円~)
「クラスプ」とは義歯の「金具」のこと。「デンチャー」は「入れ歯」。つまり「金具を使わない入れ歯」です。
金具の代わりに弾力性のあるプラスチックで歯につかまります。プラスチックは歯ぐきに近い色調になっているため、見た目には義歯を装着していることに気づかれにくくなります。「お友達と一緒にお食事に出かけたいけど、入れ歯ということがばれたくない…」という方にお勧めです。
また、金具は歯自体ににガチッと掴まるため歯に負担をかけやすくなります。ノンクラスプデンチャーは歯の根元で包み込むように掴まるため力が分散されやすくなるとともに、安定がとりやすくなります。
そのため金具の義歯より設計をシンプルに、なるべく小さく違和感の少ない形にすることが出来ます。
多数歯欠損におすすめ(保険適応外 費用は設計による)
「総入れ歯なんだけどなかなか馴染まなくて使えない…」「大きな入れ歯は気持ちが悪い」というお悩みはよく耳にします。
入れ歯はやはり装着に対する違和感、安定の難しさなどが敬遠される理由のようです。
インプラントがいいのは分かっているけど全部をインプラントにするのには予算が難しいというような場合、インプラントオーバーデンチャーという方法があります。
「インプラントオーバーデンチャー」とは数本のインプラントに義歯を留めて安定させる方法です。
総入れ歯の場合、欠損している歯の数は1顎(上額のみ、あるいは下顎のみ)に対し14本になります。通常のブリッジの形でインプラントを入れるとすると少なくとも6本以上が必要で、さらにブリッジの費用がかかります。
インプラントオーバーデンチャーは2~4本程度のインプラントを埋入し、アタッチメントと呼ばれる義歯とインプラントをつなぎとめる装置を装着、「パチッ」とボタンのように固定します。
アタッチメントで留めることで義歯が浮き上がる、動くといったことを防ぎ、沈み込みによる痛みなども解消します。通常の義歯のように安定のために大きくする必要が少なくなるため、違和感はかなり少なくなります。
通常のインプラント治療では骨の造成が必要なケースでも、インプラントオーバーデンチャーでは既存の骨の中で条件がいい場所を選んだり、小さ目のサイズのインプラントを選択することが出来るので、付加的な手術が不要になる場合も多く期間や費用の削減にもつながります。
あごの骨がやせて入れ歯が安定しない、大きな入れ歯では気持ちが悪くてつけられなかったという方におすすめです。